臨床系科目の部屋

S1   循環器病学・心臓血管外科学
S2と並ぶ留年科目。S系の他の科目に比べて比較にならないほど範囲が広い上に、毎年試験問題の内容が変わっていて重箱の隅をつつくような出題がなされる。追試は3回行われるが、追試も手加減はなく、本試で一発合格するに越したことはない。

S2   血液病学
血液病の講義と、輸血の講義&実習という2部構成になっている。血液病の講義では毎回レポート提出を課せられるとともに、出欠を取られる。追試が1回しかないというS系最難関科目のため、みんなレポート提出&出席取りに必死になる。異常に出席率が高く、いつもは涼しい講義室に行くと蒸し暑い気がする。

S3   内分泌・代謝病学
講義の中でテストに出る問題が発表されるが、各授業ごとに5問ずつ出題されるため、その数は膨大で、自分で教科書を一通り読んで基本的な内容を理解するのと苦労は大して変わらない。この科目は追試の問題が本試の問題と半分一緒であるらしく、留年科目にはめったにならない。また、講義プリントは非常に充実している。

S4   呼吸器病学
呼吸器内科と呼吸器外科がドッキングしてできた科目。講義・試験とも1つであるが、試験で片方の成績が悪いと、レポートを課されるという何とも不可解な科目。授業ではメジャーな疾患しか取り上げられず、試験もその中からしか出ない。だから、試験に受かるためにはメジャーな疾患をきちんと押さえておけばよい。

S5   消化器病学
毎回毎回出欠が取られ、その出席率が5割に満たないと、試験(本試・追試の両方)を受ける資格がもらえず、自動的に留年確定となる。千葉先生の授業はすごくタメになるものの、他の先生の授業は正直なところあまり面白くないものが多い。

S6a・b   泌尿器科学・腎臓病学
旧カリキュラムではS系1ケタ科目の中で一番最後に登場していた。「泌尿器」と「腎臓」という2つの科目が合わさった教科なので、範囲が非常に広いんですが、試験問題はやばいくらいに簡単です。過去問を見てしまうと、やる気がなくなってしまいます。

S7a・b   臨床神経学(神経内科学・脳神経外科学)
こちらは毎回レポート提出が課される。そのレポートも調べて、本を写せばすむような簡単なものでは決してなく、与えられた症例に対して診断を下すというタイプの問題がほとんどである。どこを調べてもほとんど記載がないようなマイナーな疾患までが出題されていたりして、とにかく面倒くさい。でも、タメになる。

S8   特殊感染病学
「感染症」は医者になってからは重要であるはずなのに、医学部生への講義としては全然重要視されていない。授業のコマ数も少なければ、試験もありえないくらい簡単である。小児科の先生が中心でやってるのも原因の1つなんでしょうか?

S9   免疫病学
講義のプリントが非常に充実していて、講義に出る価値は十分にあると思う。もともとは楽勝科目であったが、教授が変わってから少し厳しくなり、問題もいくらか難しくなった。

S10   整形外科学
Stepはものすごく分厚いというのに、毎年ほとんど同じ問題を出題してくるという何ともやる気のない科目。試験日も意味不明に3年連続同じ日だったりして、とにかく「同じ」ということにこだわりぬいた科目に見える。また、過去問を見ていると、「卒試問題」と書いてある問題も多々混じっていて、卒試をそのまんま使ってるという可能性もあるかも?でも、本試ではちょくちょく落ちるらしい。

S11   耳鼻咽喉科学
耳鼻科は実は割と範囲が広いので、授業コマ数もそれなりに多い。講義自体はそれほど面白いものでもないが、テストに出るポイントをしょっちゅう言ってくれてるような気がする。試験はというと、ここ数年、選択問題形式の出題が続いており、ぶっ通しである。

S12   眼科学
1回目の授業があまりにも面白くなくて、それ以降ほとんど授業に行ってないので、何やってたのかよく分かりません。この科目の試験なんですが、「本試」ではなく、「ポリクリ前チェック」と題されているんですよね。このタイトルからしても、やる気なさそうな気がするのは僕だけなんでしょうか?でも、教授がつい最近変わったので、今後は大幅に方針が変わると思います。

S13・14   婦人科学・産科学
Stepがない科目の1つで、旧カリキュラムでは冬学期の火曜日の午前中に授業が行われていた。授業では毎回読みきれないくらいの大量のプリントが渡されるが、もう少し要領よくプリントを作ってもらいたいというのが正直な感想で、大半は役に立たない。ところで、講義の合間に、2回「症例提示」という授業があるが、昨年はこのうちのいずれにも出席しなかった人は全員落ちたらしいので、追試に引っかかりたくなかったら、どちらか片方は行った方がいいと思います。

S15   皮膚科学
授業は、教授による総論の講義+他の先生による各論の講義の2部編制からなっている。教授による総論の講義は、「皮膚科ミニマム」という教授の書かれた教科書に完全に準拠した形で行われる。この教科書、目次がすごくしっかりしていて、教授の話す内容のほとんどが目次に書かれているので、目次のコピーくらいは手に入れておいた方がいいでしょう(多分、1回目の授業で配られます)。各論の講義の方はというと、外部の先生によるものが多く、当たり外れが大きいように思われる。

S16   小児科学
S系の重たいやつが終わってから始まるしょうもない専門科目の中において、授業のレベルの高さという点では群を抜いている感がある。国試対策の問題集「アプローチ」で小児科だけ2分冊になっているように、国試で出題されることの多い科目ではあるが、講義のコマ数がやけに少ない。個人的にはもっとやってほしいところなんですが…。

S17   加齢医学
授業中謎に出席を取っている科目。でも、その出欠がいかなる意味をもつかは定かではない。もし授業に行ってない人が全員落ちたら、半分くらいの人が落ちることになるので、そんなことはないと思うが…。授業の中身は、友人いわく「公衆衛生みたいな科目」だそうだ。この言葉の解釈はみなさんにおまかせします。個人的には全然やる気にならない科目の1つ。

S18   精神医学
授業がものすごくやばい科目。結構興味をもつ人が多い科目だとは思うが、あんな授業を展開されると、精神科への興味がどんどん薄れていってしまう。授業に出るくらいなら、精神科のStepを読んでいた方がよっぽどタメになる。

S19   麻酔・集中治療・救急医学
授業に行くと、麻酔にかけられてしまう。シラバスがしっかりしている(って言うかしっかりしすぎ!?)ので、授業は行く意義はあまりないかもしれません。あくまでも個人的な意見ですが。

S20   放射線腫瘍学
今年からいきなり「出席のない人は、試験に通しません」と教授が公言された。出席をとる授業というのは結構面白くないものが多いが、このS20は意外と教官がイケてて、授業自体は分かりやすいです。

S21   口腔外科学
国試にも出題されない超マイナー科目。試験も毎年同じような問題が出題されていて、ものすごく簡単です。教授や助教授の授業では一応テストに出すポイントなることを少し言ってくれるが、いずれも過去問に頻出の問題ばかり。教授が退官されたので、今後の問題の傾向の変化には注意が必要。

S22   形成外科学
講義4回だけという非常に小さな科目。授業では「マジで?」っていう感じのスライドをたくさん見せてくれる。試験は非常に通りやすいみたいで、昨年は「白紙で出した人だけが落ちて、それ以外の人は合格した」という話も。

S23   医の倫理
2時間×3回の計6コマで終わってしまうというミニ科目。教授の登場する授業と外部の先生が受け持つ授業がそのうち3コマあるが、その3コマすべてで40人(一説には60人)を超える出席があれば、自動的に試験は行われなくなる。これまで試験が行われていない科目で、過去問がないだけに、できる限り出席して試験なしにしてもらう方が賢明だと思います。

S24   糖尿病・栄養内科学
授業は3回だけ。S3の糖尿病分野と内容がかぶっており、この科目だけで習うことはまったくと言っていいくらいない。当然のことながら楽勝科目で、試験当日に勉強を始めても十分に間に合う。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送