メチシリン耐性 黄色ブドウ球菌 (MRSA) | バンコマイシン耐性腸球菌 (VRE) | ペニシリン耐性肺炎球菌 (PRSP) | |
耐性機構 | PBPの変異(作用点の変化) | ||
遺伝子 | mecAおよびその関連遺伝子(染色体) | VanA(プラスミド)、VanB(プラスミド・染色体)、VanC(染色体) | pbp1a、pbp2x、pbp2bなど(染色体) |
頻度 | 50〜60% | VanA VRE or VanB VREは数株(アメリカでは20〜30%) | 低感受性のPISPは30〜40% 完全耐性のPRSPは5〜10% |
無効な薬剤 | β-ラクタム薬、マクロライド、テトラサイクリン、アミノグリコシド系薬 | VCMなどのグリコペプチド系抗菌薬、TEIC(VanAの場合) | β-ラクタム薬、第一・第二世代セフェム、テトラサイクリン、マクロライド系薬 |
効果の期待 できる薬剤 | バンコマイシン(VCM) テイコプラニン(TEIC) アルベカシン(ABK) | 高用量ABPC+GM リネゾリド TEIC(VanB) キノロン リファンピシン(RFP)など | セフォタキシム(CTX) セフォトリアキソン(CTRX) カルバペネム(MEPM) ニューキノロン系薬 VCM |
β-ラクタマーゼ非産生性 アンピシリン耐性(BLNAR) インフルエンザ桿菌 | ESBL産生腸内細菌 | 多剤耐性結核菌 (MDRTB) | |
耐性機構 | PBPの変異(作用点の変化) | 基質拡張型クラスA β-ラクタマーゼ(ペニシリナーゼ型) | INHは細胞壁合成の変異 RFPはRNAポリメラーゼの変異 |
遺伝子 | fts I など(染色体) | 変異したTEM型、SHV型、TOHO-1型β-lactamase genes(プラスミド) | INHはkatG、RFPはrpoβ |
頻度 | 2〜5% | 不明(1%以下?) | 未治療患者では1%以下 |
無効な薬剤 | アンピシリン(ABPC)、β-ラクタマーゼ阻害剤との合剤や、第三世代を含む多くのセフェム系 | β-ラクタム薬、セフェム系薬(第三世代を含む)、モノバクタム系薬 | イソニアジド(INH)とリファンピシン(RFP)を中心に、ピラジナミド(PZA)、エタンプトール(EB)、ストレプトマイシン(SM) |
効果の期待 できる薬剤 | CTX CTRX ニューキノロン系薬 カルバペネム(MEPM) | カルバペネム(MEPM) ニューキノロン アミノグリコシド系薬 セファマイシン | 感受性を有する他の抗結核薬 キノロン AMKなどの多剤併用 |
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