11月1日(金)V 脳外科手術の微小外科解剖  担当:宮本(助教授)
次の問題文の中の括弧内に適当な語句は何か。別紙の選択枝から適当なものを選べ。

   前頭蓋窩と中頭蓋窩の境界には(1 蝶形骨小彎)と呼ばれる骨稜がある。(1 蝶形骨小彎)は前頭葉と側頭葉の境に相当する。硬膜の中では前頭葉と側頭葉の間のくも膜下腔は(2 シルビウス裂)と呼ばれ、このなかに(3 中大脳動脈)という動脈が走行している。これを内側にたどると(4 脳底槽)とよばれるくも膜下腔につながるが、このくも膜下腔にウイリス動脈輪が存在する。(4 脳底槽)の後方には橋・中脳すなわち脳幹が存在する。両側の椎骨動脈は延髄・橋移行部あたりで合流して(5 脳底動脈)という動脈となる。(5 脳底動脈)は(6 斜台)の背面つまり脳幹の前面正中を上行し、中脳の腹側面(前面)で左右の上小脳動脈を分岐した直後に左右の(7 後大脳動脈)という動脈に分かれて終わる。上小脳動脈と(7 後大脳動脈)という動脈の間の中脳から出てゆく神経が(8 動眼神経)である。(7 後大脳動脈)という動脈は中脳の側面を回って走るが、この部位のくも膜下腔を迂回槽という。
   内頸動脈は硬膜内に入り、眼動脈を分岐した後に後交通動脈を分岐する。この後交通動脈のすぐ外側には(8 動眼神経)という神経が走行しており、この部分にできた大きなサイズの動脈瘤ではこの神経の麻痺を来すことがある。この神経の麻痺をきたすと、同側の瞳孔は(9 散大)し、眼瞼下垂が見られる。内頸動脈のすぐ内側には(10 視神経)という神経があり、すぐ外側には(11 前床突起)という骨突起がある。(1 蝶形骨小彎)という骨稜をずっと内側にたどると、この(11 前床突起)に至る。内頸動脈はいくつかの枝を出したあとで、(12 前大脳動脈)という動脈と(3 中大脳動脈)という動脈に2分して終わる。(12 前大脳動脈)という動脈は(10 視神経)という神経の上を乗り越えて内側に向かい、ここで(13 前交通動脈)という動脈を介して対側の(12 前大脳動脈)という動脈とつながっている。(12 前大脳動脈)という動脈の遠位部はここから(14 半球間裂)というくも膜下腔の中を(15 脳梁)の周辺に沿って走る。

答え
 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15 
cdbadacbaaddeca

解説
脳への流入動脈とWillis動脈輪

脳底部の動脈・神経

頭蓋骨底部
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