・ | ピリミジン塩基は尿素まで分解されるが、プリンは尿素に比べて高分子である尿酸までしか分解されないため、核酸の代謝で問題になるのはプリン塩基(アデニンとグアニン)である |
・ | プリン代謝はDe novo合成系とsalvage合成系の2つの系に分かれる |
・ | De novo合成系は肝臓で働いており、グルコースからペントースリン酸系を経てPRPP、IMPを元にしてAMP・GMPを作る経路 |
・ | salvage合成系は全身の組織で動いている経路。アデニン・ヒポキサンチン・グアニンをPRPPに結合させると同時に、AMP・IMP・GMPにリサイクルする。リサイクルに必要な酵素は、アデニンがAPRT、ヒポキサンチンとグアニンはHGPRTである(HGPRT完全欠損症はLesch-Nyhan症候群とよばれる) |
・ | キサンチンを尿酸に代謝するのがキサンチンオキシダーゼであり、これが痛風治療薬アロプリノールの阻害ターゲットである |
定義 | 高尿酸血症を原因として尿酸塩の結晶が析出して急性炎症を発現する疾患 | ||||||
症候 |
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鑑 別 診 断 |
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治療 |
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高血圧・高脂血症・糖代謝異常・肥満などといった生活習慣病と高尿酸血症とは非常に関わりがあるし、実際に合併例も多い。高カロリー・肉過食・過飲などの原因の重なりや、代謝系での関わりが考えられる。代謝系の関わりとしては、例えば、内臓脂肪蓄積→門脈遊離脂肪酸の増加→肝臓中性脂肪合成の亢進→プリン体de novo合成の亢進、といった機序が考えられている。 また、高尿酸血症が心血管障害の原因の1つとなるという知見も最近重ねられており、動脈硬化→虚血性心疾患・脳血管障害の因子としても注目されている。 |
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