神経管の形成
脊索突起(原始窩→頭の方向へ,外胚葉・内胚葉の間)
↓
内胚葉の細胞死
脊索板
↓
円柱状に
外胚葉 ―――――――― 皮膚外胚葉
脊索 ――――
Shh
―――→↓
神経誘導
|
神経外胚葉 |
BMP4
↓ |
BMP7
神経板 ↓
↓
陥入
┌ 翼板 ―――――――→ 感覚ニューロン(背側)
神経溝 ――――┼ 基板 ―
底板からShh
→ 運動ニューロン(腹側)
↓
カドヘリン
└ 神経ひだ ―→ 神経堤 ―→ 末梢神経
神経管
↓
中枢神経
体節の形成
中胚葉
┌――――――――┼――――――――┐
(脊索や神経溝の形成期)
↓ ↓ ↓
外側中胚葉 中間中胚葉 沿軸中胚葉
(太い円柱形)
↓
ホメオボックス遺伝子の働きで分節化
体節
┌――――┼――――┐
↓ ↓ ↓
椎骨 真皮 体幹の伸筋・屈筋
先天異常
1)染色体異常
・ネコ鳴き症候群…第5染色体の短腕の欠失によっておこる
・ダウン症候群…21番染色体がトリソミーになっておこる
・ターナー症候群…性染色体がX1本のみである
・クラインフェルター症候群…性染色体がXXYの3本である
2)外因性
・妊娠中のアルコール服用による胎児性アルコール症候群
・高温や放射線による脳障害
3)多因子性(ポリジーン遺伝)
神経管奇形などは、地域によって頻度が大きく異なるので、遺伝的要因の他に、環境要因も考えられる
ニューロンの発生・分化
前駆細胞
↓
不均等分裂(脳室層内)
神経芽細胞
↓
ニューロン
↓
放射状移動(背側で作られたもの→翼板→感覚ニューロン/腹側で作られたもの→基板→運動ニューロン)
中枢神経核や皮質
性分化
胎児は、母親の体内にいるため、女性ホルモンの影響を受けるので、自然状態においては、その性は女性になってしまう。そこにY染色体の作用があって初めて男性になることができるのである。
まず、Y染色体をもたない女性(XX)の場合、性腺が胎児の体内にもともと存在するDAX1・WNT4の作用を受けて、卵巣に分化する。また、自然の摂理のもと、ウォルフ管は退縮し、ミュラー管からは女性内生殖器の卵管・子宮が形成される。
一方、Y染色体をもつ男性(XY)の場合、Y染色体上の性決定遺伝子SRYの作用により、DAX1・WNT4の働きが抑えられる。そのため、性腺はSOX9の影響を受けて、精巣へと分化する。精巣からはテストステロンとAMHとよばれる2種類のホルモンが分泌される。ウォルフ管はテストステロンの作用により、男性内生殖器の精嚢・精管・射精管に分化する。一方のミュラー管はAMHの作用によって退縮する。さらに、テステステロンはDHTに代謝され、そのDHTの作用によって、外生殖器であるペニスと前立腺が発生する。
出生前診断
羊水穿刺
胎生14〜16週に羊膜腔から羊水を採取し、羊水中に浮遊している胎児由来羊水細胞を用いて、生化学的・細胞遺伝学的・分子生物学的診断を行う
絨毛膜生検
胎生8週以降に絨毛を採取し、それを培養したのち核型その他の遺伝子診断を行う。危険性はやや高い
超音波検査
非侵襲的であるためによく用いられる超音波像による診断
SEO
掲示板
[PR]
爆速!無料ブログ
無料ホームページ開設
無料ライブ放送