グラフィックボードについて

   パソコンを作ってもグラフィックを描画する機能がなければ、パソコンとして使うことができない。そこで、必要になってくるのがグラフィックボード、もしくはグラフィック機能をもったマザーボードである。グラフィック機能にあまりこだわらないのであれば、グラフィック機能をもったマザーボードや、中古ショップで売られている型遅れのグラフィックボードを選んで、安く上げるのも手である。しかし、グラフィックボードは近年高性能化が著しく進んでいるパーツの1つで、最近はその付加機能にも注目が集まってきている。2台のモニタに同時に接続できるようにディスプレイ出力が2つあるボード(←個人的にあまり必要ないと思うが…)や、デジタル出力を搭載したボードなどがあるが、中でも注目を集めているのがテレビチューナーを搭載したボードである。このタイプのグラフィックボードを使うと、テレビアンテナにつなぐだけで、テレビが見られて、ハードディスク録画ができるようになるのである。
   このようなグラフィックボード業界をリードしているのが、nVIDIA社製の「GeForceシリーズ」とATI社製の「RADEONシリーズ」である。前者が3D描画機能を売りにしているのに対して、後者はDVD再生能力を売りにしている。こういった特徴を踏まえて、最終的には自分のニーズと財布の中身とを天秤にかけて、選ぶことになる。グラフィックボードの値段は実にピンキリで、2〜3千円のものから5万円を超えるものまでさまざまであるから、自分がどういう用途でパソコンを用いるのかということをはっきりさせてから買いに行くことをオススメしたい。
   最後に、グラフィックボードをつけるスロットについてであるが、最近ではAGPスロットに挿して使用するものが一般的となっている(一部PCIスロットに挿すタイプのものもある)。ここで、少し注意しなければいけないのが、その速度。グラフィックボードの仕様を注意深く見ていると、「AGP 2x」とか「AGP 4x」とか「AGP 2x/4x(現在主流)」とかいう表示を目にする。マザーボード上のAGPスロットには、2倍速のもの、4倍速のものの2種類があって、それぞれ切れ込みの位置が違っているのである。最近出ているマザーボードはほとんど4倍速のAGPスロットを搭載しており、新しいグラフィックボード(AGP 2x/4x)を選ぶ分には、ボードがスロットにはまらないという状況はめったに起こらないが、中古市場に並んでいるような古めのグラフィックボードを選ぶ際には何倍速か注意しなければならない。実際、僕も値段だけ見て「AGP 2x」のグラフィックボードを買ってしまい、家に帰ってはめようとしても、入らないという悲劇を味わいました。
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