医療面接
患者とのコミュニケーションにおける態度
共感的態度患者の苦痛に共感する
理解的態度患者の立場に立って理解するように努める
支持的態度患者の考えや行動を認めて支持する
評価的態度患者の訴えや行動について医師の考えに基づいてその善悪などを判断する
解釈的態度あいまいな患者の話を医師の方で勝手に解釈する
調査的態度患者に配慮せずに私的なことを矢継ぎ早に根掘り葉掘り聞きだす
逃避的態度患者の不安などを受け止めることを避ける
質問法
自由質問法いわゆるopen-ended question。患者が自由に答えることができるもの
   (例)「今日はどんなことでいらっしゃいましたか」「どのように痛みますか」
直接的質問法いわゆるclosed question。「はい」「いいえ」の答えを要求するもの
   (例)「吐き気はありますか」「痛みはありますか」
重点的質問法 
中立的質問法医師の意見や考えを入れずに、患者に話を促す質問法
   (例)「と申しますと」「それはどういう意味ですか」「それからどうされましたか」
多項目質問法いわゆるmultiple choice question。要領を得ない高齢患者の場合には使用せざるを得ないことがある
   (例)「痛いところは右ですか。左ですか。真ん中ですか」
適切な医療面接
机の角を利用した90度法(直角法)で、1.2mほどの距離に座り、少し前傾姿勢になって、患者の眉間あたりに視線を向ける
患者の感情面への対応
反映患者から伝わってくる感情などを患者に伝えること。情報収集を中断して患者の感情に対応することで、医師が患者の感情に親身になっていることが伝わり、患者に対して支持的となりラポール形成につながる
   (例)「なるほど、○○のことをとても心配されてるんですね」
正当化患者の感情面での体験を理解し、妥当だと認めること
   (例)「これでは誰だって困りますね」
個人的支援患者の支えになろうという思いを伝えること。これにより医師-患者関係がより強固になりやすい
   (例)「できる限りの治療をしたいと思います」
協力関係協力して病気に対応しようと伝えること。これにより患者の満足度が上がり、診療へのコンプライアンスが向上する
   (例)「解決策について一緒に考えていきたいと思います」
尊重患者や、患者の対応を尊重していると伝えること。言葉にすることにより良好な医師-患者関係が構築されやすい
   (例)「こんな状況でよく頑張ってきましたね」
幼児の採血時のコミュニケーション
故意に強調した言い方は避けなければならないが、痛いということは何らかの形ではっきりと伝えるべきであるが、嘘や騙しは禁物である。「痛いけれど我慢しようね」などでよい
良好な医師-患者関係
信頼関係、平等関係、契約関係、協力関係が望ましい
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