定義 |
|
指標 |
|
一次予防 | 二次予防 | 三次予防 | |
疾病の 自然史 | 疾病前(感受性期) | 疾病段階前期 (不顕性期〜顕性期) | 疾病段階後期 (顕性期〜回復期) |
予防手段の 5段階 |
|
|
|
目的 | 罹患率の低下 | 死亡率の低下 生存期間の延長 | ADL・QOLの向上 社会復帰 |
具体的 事例 | ・母親学級 ・母子健康手帳 ・産前産後の休暇 ・作業条件の改善 ・外傷患者に対する破傷風トキソイド注射 ・BCG接種 ・感染症患者の入院措置etc. | ・喫煙者に対する喀痰細胞診検査 ・癌集団検診(胃・子宮・肺) ・老人健康診査の眼底検査 ・高血圧患者に対する服薬指導 ・糖尿病患者に対する栄養指導 ・フェニルケトン尿症に対する低Phe食 ・核黄疸に対する交換輸血 ・肺気腫患者に対する禁煙指導 ・塵肺健康診断etc. | ・人工透析 ・術後のICU管理 ・職場の適正配置 ・社会復帰施設の利用 ・更生医療etc. |
概念 | WHOが提唱する総合的な保健医療活動。治療や予防、健康の保持・増進のため、地域住民が第一次的に利用する保健サービス。米国Institute of Medicineでは、「患者各人の抱える問題の大部分に対応し、患者と継続的な共同関係を築き、家族や地域という枠組みの中で責任をもって診療する臨床医によって提供される、統合された、容易に享受できる医療サービス」と定義している。1978年のアルマ・アタ宣言の根幹をなす考えである | ||
理念 | 開発途上国における医師不足、高度医療のための医療資源の不足を前提とした上で、より効率的に保健師・助産師スタッフを活動させ、保健予防に必要な安価な医療資源の十分な供給を目指す。その際には、地域の実情にあった適正技術の開発・導入が重視される PHCの4原則(by Kaprio)…@ニーズ指向性のある保健活動、A住民の主体的参加、B既存資源の有効利用、C保健活動での協調と統合 | ||
業務 |
|
概念 | 人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス。1986年のオタワ憲章で定義された概念 PHCが主に発展途上国での保健医療活動の理念として提唱されたのに対して、ヘルスプロモーションは先進諸国における生活習慣病を主体とする慢性疾患の問題に対応するために打ち出された概念である |
概念 | 2010年をめざした健康づくり運動として、2000年より開始された「21世紀における国民健康づくり運動」。1次予防に主眼を置き、大きな課題となっている生活習慣や生活習慣病を9つの分野で選定し、取り組みの方向性と具体的な数値目標を設定している。また、都道府県や市町村も地域の特色を生かして、実状に応じた地方計画を策定することとされている | ||||||||||||||||||
目的 | 21世紀の日本を、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするため、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸及び生活の質の向上を実現する | ||||||||||||||||||
施策 |
|
|
定義 | 食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・伸展に関与する疾患群 従来の「成人病」という言葉よりも、より一次予防に重点を置いたものとなっている | ||||
疾患 |
(40〜89歳では悪性新生物が死亡原因として最多であるが、90歳以上では心疾患が死亡原因として最多) |
危険因子 | 防御因子 | ||
悪 性 腫 瘍 | 胃癌 | 塩辛い食品、喫煙、燻製製品、ヒトロソアミン土壌、腸上皮化生、Hp ※高脂肪食は無関係 | Vit. C、野菜、果実 |
食道癌 | 喫煙、飲酒、熱い飲食物 | 野菜、果実 | |
結腸癌 | 高脂肪食、肉食、低い身体活動、腸内細菌叢の変化、遺伝(家族性大腸腺腫症) ※喫煙、カフェイン摂取は無関係 | 食物繊維 | |
肝細胞癌 | HBV・HCVキャリア、アフラトキシン、住血吸虫、飲酒 | ||
肺癌 | 喫煙(特に扁平上皮癌)、大気汚染、石綿(扁平上皮癌、悪性中皮腫) ※肥満は無関係 | 野菜、果実 | |
膵癌 | 高脂肪食、喫煙 | ||
口腔癌 | 喫煙、ビンロウ樹の実、飲酒 | ||
咽頭癌 | EBウイルス(上咽頭癌)、飲酒 | ||
喉頭癌 | 喫煙、男性、アルコール | ||
乳癌 | 高齢初産、乳癌の家族歴、肥満、未婚で妊娠回数が少ない、無授乳、脂肪の過剰摂取、低年齢初経、高年齢閉経 | 母乳授乳 | |
子宮頸癌 | 若年での初交、早婚、多産、性交回数が多い、貧困、不潔、Herpes Smiplex Virus 2型、HPV、流産、人工妊娠中絶回数が多い | ||
子宮体癌 | 肥満、DM、ピル・エストロゲン常用、未婚、妊娠回数が少ない、乳癌後のタモキシフェン内服 | ||
膀胱癌 | 喫煙、鎮痛剤乱用、ビルハルツ住血吸虫、サッカリン、防腐剤 | ||
皮膚癌 | 日光(紫外線)、ヒ素(Bowen病) | ||
白血病 | 放射線、ベンゼン、地域集積性(ATL)、Down症児(AMLのM7) | ||
骨腫瘍 | 電離放射線 | ||
甲状腺癌 | ヨード欠乏or過剰 | ||
Burkitt腫瘍 | EBウイルス | ||
脳出血 | HT、重筋肉・夜勤労働、蛋白摂取不足、低Alb血症、食塩、家族歴、初老期の男性、過度の習慣性飲酒、ストレス、寒冷 | ||
脳梗塞 | HT、運動不足、DM、肥満、食塩、喫煙、家族歴、加齢、高脂血症 | 有酸素運動 | |
虚血性心疾患 | HT、高脂血症、喫煙、HDL-Chol低値、DM、肥満、過度の飲酒、運動不足、年齢、性別、ストレス | 適度の飲酒、HDL-Chol高値 | |
高血圧疾患 | 寒冷、食塩、肥満、飲酒 | 減量 | |
U型糖尿病 | 家族歴、肥満、脂肪の過剰摂取、運動不足、喫煙、薬剤(降圧薬etc.) | ||
肝硬変 | HCV、HBV、多量の飲酒 |
対象年齢 | 実施回数 | 一次検診 | 精密検査 | |
胃癌 | 40歳以上 | 年1回 | 問診 胃間接X線透視 | 内視鏡検査 |
肺癌 | 問診 胸部Xp ハイリスク者への喀痰細胞診 (50歳以上の男性で喫煙指数≧600、 6ヶ月以内に血痰あり) | 断層X線 CT 気管支鏡検査(生検) 腫瘍マーカー(NSE etc.)etc. | ||
大腸癌 | 問診 便潜血検査 (免疫潜血検査2日法) | 注腸X線検査(二重造影法) S状結腸内視鏡検査+注腸X線検査(二重造影法) 全大腸内視鏡検査 のいずれか | ||
乳癌 | 2年に1回 | 問診、視診、触診 マンモグラフィー | エコー 吸引細胞診etc. | |
子宮癌 | 20歳以上 | 問診、視診、内診(双合診) 子宮頸部の擦過細胞診 子宮体癌の有症状者・ハイリスク者に対する 医療機関の受診の勧奨or子宮体部細胞診 | 子宮頸癌:コルポスコピーによる円錐切除組織診 子宮体癌:ヒステロスコピーによる組織生検 | |
総合がん 検診 | 40歳 50歳 | 各1回 | 上記の5つのがん検診を同時に実施 (ただし肺がん検診の胸部Xpは直接撮影によるものとする) 直腸鏡による直腸検査(医師が必要と認めた場合) |
有訴者率 | 約1/3(65歳以上では約1/2) 自覚症状として多いのは「腰痛」「肩こり」「手足の関節が痛む」etc. |
通院者率 | 約3割(65歳以上では6割以上。15〜84歳では男性の方が多い) 通院者の傷病で多いのは「高血圧症」「腰痛症」「虫歯」「肩こり症」etc.(65歳以上では高血圧症が著しく多い) 高血圧性疾患、糖尿病、虚血性心疾患、脳血管疾患、悪性新生物を合計すると、受診者数は約1300万人 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||