概念 | |||||||||
ス パ イ ロ グ ラ ム | 1回換気量 (VT) |
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(IRV) |
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(ERV) |
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(IC) |
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残気量 (RV) |
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(FRC) |
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肺活量 (VC) |
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(TLC) |
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(FEV1.0) |
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解剖学的死腔 |
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生理学的死腔 |
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フローボリューム 曲線 | ![]() B)閉塞性障害 V50↓ V25↓ C)拘束性障害 D)中枢気道狭窄Vmax↓ プラトー形成 | ||||||||
コンプライアンス (Cst) |
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概念 | 異常 | |
(CV) | 努力性呼出を行った際に、N2濃度を測定すると、第Ⅰ相~第Ⅳ相からなる曲線が得られる。この曲線の第Ⅲ相から第Ⅳ相に移行する変曲点から最大呼気位までの肺気量のことをCVといい、肺上部肺胞のガスの呼出を表す | CV↑…閉塞性障害、喫煙、加齢 |
(CC) | CV+残気量(RV) |
概念 | 正常値 | 異常 | |
(DL) | 一般にCOを用いて測定する | 約25ml/分/mmHg | DL↓…肺胞(AC)毛細血管ブロック症候群(間質性肺炎etc.)、加齢 ※DL↓は、低O2血症をきたすが、原則として高CO2血症にはならない |
肺胞換気血流比 ・ ・ (VA/Q) | 肺胞換気量と毛細血管血流量の比 | 1 | VA/Q<1⇒PAO2↓、PACO2↑をきたす VA/Q>1⇒PAO2↑、PACO2↓をきたす |
肺胞動脈分圧較差 (A-aDO2) | 肺胞気と動脈血のO2分圧較差 | 5mmHg | A-aDO2↑…拡散能の障害(ACブロック症候群etc.)、肺胞換気血流比不均等(肺気腫、肺水腫、無気肺、肺塞栓etc.)、右→左シャント |
成因 | 音の特徴 | 病態 | ||||
正常呼吸音 | 肺胞呼吸音 | 気体が呼吸細気管支から肺胞管・肺胞嚢に進む際の、急激なスペースの広がりによる乱気流 | 吸気時に末梢気道で聴取される。低い音 | |||
気管支呼吸音 | 気管・気管支などの太い中枢気道での空気の振動 | 中枢気道に近い胸壁付近で呼気時によく聴取される。高調で粗い大きな音 | ||||
ラ 音 | 連続性ラ音 (乾性ラ音) | 喘鳴 | wheeze | 狭窄した気道(比較的末梢)を空気が通過する際に発生 | 高音の笛声音。主に呼気に聴取される | 気管支喘息、DPB etc. |
stridor | 狭窄した気道(比較的中枢)を空気が通過する際に発生 | やや低音の笛声音。主に吸気に聴取される | 気道狭窄(腫瘍、炎症)、声帯の浮腫・腫脹、喉頭癌etc. | |||
rhonchus | 狭窄した気道(比較的中枢)を空気が通過する際に発生 | 低音のいびき音。主に呼気に聴取される | 肺癌、気管支炎、気道異物、一部の気管支喘息etc. | |||
断続性ラ音 (湿性ラ音, crackle) | coarse crackle | 分泌液が存在する気道を空気が通過する際に発生 | ボコボコと聴こえる水泡音。吸気・呼気両相で聴取される | 気管支炎、結核、気管支拡張症、肺水腫etc. | ||
fine crackle (ベルクロラ音) | 呼気に閉鎖した末梢気道が、吸気に際して急激に開放する際に発生 | チリチリと聴こえる捻髪音 | 間質性肺炎 | |||
胸膜摩擦音 | 線維素の析出によりザラザラになった胸膜が擦れあうために発生 | 握雪音、靴底の軋む音。非常に耳に近く聴こえる | 胸膜炎の寛解期 |
Ⅰ度 | 一応人並みの生活を送れる |
Ⅱ度 | 人並みに歩けるが、階段の上り下りは辛い |
Ⅲ度 | 人並みには歩けないが、自分のペースなら1kmくらい歩ける |
Ⅳ度 | 休み休みでないと50m以上歩けない |
Ⅴ度 | 喋るにも息切れする |
鑑別 |
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他覚的 所見 | 視診⇒患側胸郭の拡大、呼吸運動の減少 打診⇒濁音界(Ellis-Damoiseau曲線とよばれる)の上昇、Skoda鼓音帯(Ellis-Damoiseau曲線直上は鼓音を呈する) その他、Garlandの三角(Ellis-Damoiseau曲線と脊柱の間に肺が圧縮されるために生じる半濁音界)、Grocco-Rauchfussの三角(脊柱を越えて健側に縦隔が移動するために生じる濁音界)も認められる 聴診⇒肺胞呼吸音の減弱、やぎ音(Skoda鼓音帯の部位で「イー」と繰り返し発声させると、山羊が啼いているように聴こえる)触診⇒声音振盪の減弱 |
PaO2※ | PaCO2 | その他の検査所見 | 原因 | 治療 | |
Ⅰ型 | 60mmHg 以下 | 45mmHg 以下 | A-aDO2↑ PaCO2↓ 呼吸性アルカローシス | 拡散能の障害(間質性肺炎などのACブロック症候群) ・ ・ 右→左シャントVA/Qの不均等分布(肺気腫、肺水腫、重篤な肺炎、無気肺、肺塞栓etc.) | 基礎疾患のコントロール+酸素投与 |
Ⅱ型 | 45mmHg を超える | A-aDO2→ | 呼吸中枢の抑制(脳血管障害、睡眠薬等の過剰投与etc.) 神経筋疾患(横隔神経麻痺、Guillain-Barre´症候群、筋ジストロフィーetc.) | 基礎疾患のコントロール+酸素投与(CO2ナルコーシスに注意) | |
A-aDO2↑ | 閉塞性障害(肺気腫、慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎、気管支喘息etc.) |
Biot呼吸 | 深さが不定の呼吸と無呼吸を交互に不規則に反復する。特に橋の障害時に出現し、予後不良の徴候とされる |
Cheyne-Stokes呼吸 | 呼吸のパターンで深さが徐々に増して最大となり、ついで減少して無呼吸(5~30秒間)となるという規則的な周期性呼吸で、交代性無呼吸ともよばれる。原因疾患としては、中枢神経疾患(特に脳幹より上部)、うっ血性心不全、尿毒症などがあるが、睡眠中の健常人(特に老人)などでもみられる |
Kussmaul呼吸 | 深くて大きな呼吸。糖尿病や尿毒症などの代謝性アシドーシスに際して出現し、これを呼吸性に代償するための呼吸と考えられている |
奇異呼吸 | 胸壁動揺に伴ってみられる呼吸。折部胸壁が吸気時に陥没し、呼気時に突出するというもの |
起坐呼吸 | 仰臥位になると呼吸困難の強まる患者が上半身を起こして行う呼吸のこと。左心不全でみられる |
口すぼめ呼吸 | 慢性閉塞性肺疾患患者にみられる呼吸法 |
失調呼吸 | 延髄呼吸中枢障害によって起こる不規則な呼吸。Cheyne-Stokes呼吸がより重症化したもので、救命は困難とされる |
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