無菌性膿疱症
掌蹠膿疱症
pusulosis
palmoplantaris
【疫学】30歳以上に好発掌蹠膿疱症
【原因】扁桃炎・齲歯・副鼻腔炎などの病巣感染より、皮膚へ運ばれてきた菌体成分が抗原となって、何らかの異常炎症反応を引き起こしたために起こる。頻度としては溶連菌感染が最も多い
【症状】
皮疹…手掌や足蹠に粟粒大の融合しない小さな無菌性膿疱が多発。数日のうちに痂皮化して治癒。この過程を2〜3週ごとにくり返して慢性に経過する。その他、鱗屑を伴う紅斑や爪の変形などをきたすこともある
合併症…約10%の患者で胸肋鎖骨肥厚症が認められる。その他、関節症状etc.
【治療】原因病巣の治療+対症療法(エトレチナート・DDS・インドメタシン・コルヒチンなどの内服、PUVA療法)
好酸球性
膿疱性毛包炎
【症状】皮疹…顔面・胸・背部に毛包一致性に丘疹・膿疱が集まって生じ、局面を形成する。環状に遠心性に拡大して、中心は治癒する。一見、体部白癬のようにみえる
【検査】膿疱内容は無菌性で、かつ多数の好酸球が認められる
【治療】インドメタシンやステロイドの内服
壊疽性膿皮症
【原因】原因不明
【症状】皮疹…下肢が好発部位。紅斑上に小水疱・膿疱が生じ、急速に自潰して、疼痛を伴う不規則な形の境界鮮明な穿掘性潰瘍が多数生じる。遠心性に拡大する一方、中心治癒傾向があり、瘢痕を残して慢性に経過する
全身症状…発熱、全身倦怠感etc.
合併症…Crohn病潰瘍性大腸炎大動脈炎症候群、関節炎、骨髄腫、DM etc.
【検査】ESR↑、Neutro.↑、細胞性免疫↓、針反応(+)etc.
【治療】ステロイドとDDSの全身投与を行う。治療抵抗性のものに対してはシクロスポリンの内服が行われる
【予後】再発例も多く、難治性
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