2004年8月20日(土)  24:09
   今週は割と暇な1週間でした。1週間で2日あるオペ日も小さめの手術に1件ずつ入っただけで、平和な1週間でした。
   今日は友達と小田和正の野外コンサートに行く約束をしていたのですが、間際でドタキャンされてしまいました。自分の受け持ち患者さんの容体も不安定だったので、呼び出されること覚悟で1人で行くよりは、行かずに家でゆっくりしようという結論に至りました。また1つ無駄な紙切れが増えてしまいました。
   そうして、上の先生に昨日もらった論文を読んでいたら、眠たくなって、ついうとうと…。起きたら、夜の9時でした。また、無駄な1日の使い方をしちゃいました。明日は久々の日直。あまり来ませんように(祈)。
   さてさて、最近体の中で痛いところが2ヶ所ほどあります。左の奥歯と心窩部です。歯の方は親知らずが虫歯を起こしていて、歯茎も少し腫れてきている状態です。7月31日に予約を入れていたのですが、その時は受け持ち患者さんが急変してしまって、ドタキャン。来週の土曜日に再予約を入れてます。あと1週間何とか持ってくれないかな?
   一方の心窩部痛は数日前から続いています。十二指腸潰瘍でもできたんでしょうか?嫌な感じです。別に最近楽させてもらってますし、ストレスフルなことはないのに、何でこんな時期に発症しちゃったんでしょうか?しばらく市販の胃薬でも飲んで、様子みましょうかね?

2004年8月14日(日)  21:58
   今日は久しぶりの外出でした。思えば、京都市の外に出たのは、4月の半ばに梅田の北野病院であった小児科の説明会以来、約4ヶ月ぶり。久しぶりに外の空気が吸えたような気がします。
   今日は1年前に亡くなった祖父の初盆で、久しぶりに家族や親戚と会いました。口々にやせたとか白くなったとかって言われました。1日平均2食の日が長い間続いたりして働き始めてから5キロほど減りましたし、朝病棟に行ってから次外に出るのは暗くなってからという生活を繰り返してたら、自然とそうなりますよね。
   4〜7月の内科ローテーション中は、土・日もなく働いてたような気がしてならないのですが、外科に来てから土・日はある程度休ませてもらってるような気がします。ターミナルの患者さんを抱えてないのも1つの要因なんでしょうが…。でも、今週は腹部の術後の人が4人いてたので、誰かのことで呼ばれるんじゃないだろうかと冷や冷やしていたのですが、全然呼ばれず仕舞いでした。明日オペで、今日入院となった患者さんの指示に関する問い合わせが2件ありましたけど…。
   今週は手術予定が4件。先週ほど重そうな症例はないので、少しゆっくりさせてもらいたいところです。先週、いろいろな先生に言われた小言を今週は言われないように注意しようっと。

2004年8月7日(日)  23:21
   8月1日から毎日6時半起き、7時20分出勤を続けてきたのですが、おとといくらいから早くも崩れつつあります。ここらへんで大学の朝練のことを思い出して、踏ん張りたいものです。
   さてさて、おとといは外科の歓迎会で、三条京阪のすぐ近くの伏見というお店に行きました。歓迎会といっても、僕ら研修医の歓迎会では決してなく、先月から戻ってきた外科のスタッフの先生の歓迎会+別の外科のスタッフの先生の医長就任祝賀会でした。
   行く前にちらっと耳にはしていたのですが、このお店の料理はほんと絶品でした。あわび、伊勢海老、アジ、サンマなどの刺身、穴子のてんぷら、おこぜの唐揚げ、サバ、穴子などのお寿司…。京都の街のど真ん中であんなおいしい魚を食べれるもんなんですね。しょうもない居酒屋で3000円とか使うくらいやったら、ああいう店で6000円ほど使いたいものです。
   その歓迎会から一夜明けた昨日はなかなか起きることができませんでした。5度寝、6度寝を繰り返し、結局起き出したのは昼の12時。午後から退院の患者さんがいたので、とりあえずシャワーを浴びて、病棟へと向かいました。
   CPCの発表が1ヶ月後に迫っていて、今のところ何の準備もしていなかったので、昨日の午後はその準備に時間を割きました。病棟回診が終わってから、当直時間帯に入るまで、ひたすら汚い手書きカルテに目を通して、重要そうなところ、発表すべきと思われるところをPowerPointにしていく作業を続けました。クーラーのかからない研修医室での作業はかなり不快でしたが、それでもだいぶ進みました。
   CPC用の打ち込みをやっていると、いつの間にやら当直の時間になりました。午後6時すぎから朝の4時頃まで(このうち11時〜2時半頃まではフリー)に10人ほどの患者さんが来たくらいで、混み具合としては平均的なものだったのですが、入院が2人あったり、CPC用の打ち込みを夜中にやっていたりしたために、睡眠時間が朝の5時半頃まで確保できなかったのが辛いところでした。
   前日の寝貯めもあまり効果なく、結局10時前まで寝てしまいました。朝9時に行われる当直の引継ぎも完全ブッチしてしまいました。ゴメンなさいm(_ _)m
   当直明けの今日は昼過ぎに家に帰ってきて、そこから1ヶ月半ぶりに泳ぎに行き、その後髪を切りに行ったり、買い物に行ったりして、久しぶりに休日らしく過ごしました。真っ昼間の太陽をあんなに長い時間浴びたのなんて、何か月ぶりでしょうか?
   直射日光&水泳のせいか、もうだいぶ眠たいです。ぼちぼち寝るとします。明日は寝坊しませんように(祈)

2004年8月4日(木)  22:07
   外科に移ってから4日目。4日目にして初めて昼食を食べそびれてしまいました。先月は3食きちんと食べれた日なんて数えるほどしかなかったので、それに比べると全然ましですが…。食べれるのが当たり前の生活になってくると、定刻になってきたらお腹がすいてくるんですよね。困りもんです。
   先日完成した診療科案内とかいう冊子に、4月1日の時の自分の顔写真が載ってたりするのですが、頬の辺が別人になってます。4ヶ月前はあんなに太ってたんかと思うと、ショックでかいです。そりゃ医局の秘書さんに、横に太い先生と認識されちゃいますわ。
   今日はおとといに引き続いてオペ日でした。午後からの手術1件だけの予定で、暇そうにしていたら上の先生につかまってしまい、急遽朝からヘルニアの手術2件に入ることになりました。4日目にしてヘルニアの手術に入るのは通算3回目。左外鼠径ヘルニアという診断は3つとも同じなのですが、術式が微妙に全部違いました。まさにヘルニア・フルコースって感じです。まだまだ解剖分かりませんけど…。
   明日は2人入院が来て、1人退院です。なかなか患者数が増えてくれませんけど、もうしばらくこの患者数低空飛行状態が続いてくれればなぁと願うばかりです。

2004年8月3日(水)  22:08
   外科ローテも3日目。主治医として担当している患者の数も少しずつ増えてきて、4人となりました。平気で1日に2人入院してきたりしますが、オペ日に比べると全然忙しくも何ともないです。でも、この平和な時間はいつまで続くんでしょうか?
   外科は昨年7月に学生実習で3週間お世話になったところで、知ってる先生が多く、知ってる看護師さんもある程度いてて、割と気楽です。それと病棟が6階にかたまってるのも気が楽でいいです。先月の3階から8階までの各階に患者さんがいた状況に比べると、全然楽です。
   とは言え、オペ日は憂鬱です。昨日は3件のオペに入るというふうに聞いていたのですが、当日朝オペ場に行ってみると、自分の名前が4ヶ所にありました。それでも、最初ということで、上の先生がいろいろと配慮してくださったようで、簡単なオペばかりでした。これから少しずつ難しい長いオペが増えていくのでしょうが…。
   でも、今のこの暇な時間を満喫しておきたいものです。

2004年8月1日(月)  23:05
   今日から外科ローテです。忙しい、忙しいと噂なので、呼吸器&神経を回っている間に少し楽したかったのですが、7月は結局終わってみれば怒涛の忙しさでした。土・日を含めて全く休みがなく、最後の2週間の間で明るい間に家に帰れたのは昨日の日曜日だけでした。
   7月最後の土・日くらいゆっくり過ごしたいと思っていたのですが、その思いは土曜日の朝8時すぎに朝食を食べている時に打ち砕かれました。いつも通り病棟からの電話でした。受け持ち患者の呼吸状態がさらに不安定となって、意識レベルも低下していると。
   病棟に行って、血液ガスをとって、検査してみると、血液中の二酸化炭素の分圧が正常人の3倍以上の130mmHg。目ん玉が飛び出そうでした。人工呼吸器等の積極的な加療を望まれていない患者さんであったため、なすすべもなく、モニターを見つめながら、たまったサマリーを片付ける時間が始まりました。
   呼吸状態が少し安定してきたところで、夜の11時頃にいったん帰宅し、次によばれたのが日曜日の未明の1時すぎ。ちょうど寝ようとしてたところでした。ありえないタイミングです。眠い目をこすりながら、病棟に向かったものの、僕が到着した時には血圧が昼間に比べて少し下がった程度で、その他のバイタルサインは著変なく、白衣のまま再び家に帰ることにしました。
   そこから1時間ほど寝ると、また病棟からよばれました。無呼吸の状態が先ほどより増え、見るからに危なそうな状態ではあったのですが、できることは何もない。何とも歯がゆいもんです。白衣を着てるだけのただの人間。この患者さんと過ごした1ヶ月間の出来事がいろいろ思い出されて、ついつい目頭が熱くなってきます。
   人の死というのは何回経験しても慣れないもんです。医者として死亡宣告をするのは2回目。1回目の時はほとんど言葉にならず、周りにいたご家族を不必要に混乱させてしまってたので、同じことはしないように懸命にがんばったつもりだったのですが、それでもやっぱり泣き崩れそうになりました。
   いろんな科をローテーションするのは今の研修システムの宿命。科を変わる時にはいろんな別れを経験し、そのたびに寂しさを噛みしめてきたのですが、ローテーションの最終日にこんな形の別れが待っているとは皮肉なもんです。

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