2005年7月27日(水) 23:21
   土・日の連続当直の後、風邪を引いてしまいました。
   月曜の朝は、当直室で救命救急病棟からの電話で起こされました。声が思うように出ないと思ったのもつかの間、のどがものすごく痛いことに気づきました。トイレの冷水機でうがいをして、病棟へと向かいました。
   体が何となく重く、頭もボーっとして、のどもいがらい。絵に描いたような風邪症状です。その上、今日あたりから鼻水、咳、くしゃみなどの症状も出てきました。少しましになった気もしますが、まだまだ本調子ではないです。
   そんな中、今週はえらく忙しいです。ほぼ毎日病棟からのモーニングコールで起こされ、帰りは早い日で10時前。なかなか家でゆっくりする時間もないです。世界水泳が始まっていること、東京で大きな地震があったこと、台風が来てたことを知ったのは、病院の医局に置いてある新聞を見た時でした。情報不足を痛感してしまいます。
   明日は病棟の納涼会。がんばって7時頃までに仕事を片付けないと。

2005年7月22日(金) 23:30
   洗濯機を回しながら、下のような日記を書いていたら、携帯に電話がかかってきました。見ると京都市内の固定電話の番号でした。出てみると、病棟からの電話でした。受け持ち患者さんの呼吸状態が安定せず、サチュレーション(動脈中の酸素飽和度)が全然上がらないとのこと。
   患者さんの現状およびこれまでの状況を一通り聞いた上で、病棟へと向かいました。見てみると舌根沈下が著明で、聴診では中枢および末梢気道の狭窄が認められました。血ガスとって、胸部レントゲンをオーダーして、経鼻エアウェイを挿入して、ステロイドの点滴を始めて、と今の自分にできる最大限のことを行った上で、しばらく様子をみることにしました。
   結局、一段落ついて家に帰ってきたのは3時前。それから洗濯物を干して、3時頃に眠りにつきました。
   眠りにつくまでの間、どうも気になったのが、この患者さんの背部と側胸部にみられた紫斑。血小板数は正常より多く、プロトロンビン時間・出血時間も正常で、褥瘡のできるような部位でもないですし、この紫斑の原因が何なのか睡魔と闘う自分の貧困な頭では全く答えらしい答えが出てきませんでした。
   それから4時間して、目が覚めました。その時、ふと今回の紫斑の原因が何であるのかということの自分なりの答えが、脳裏をよぎりました。それはビタミンC欠乏による壊血病。教科書でしか聞いたことのない病名です。なぜこの病名が頭に浮かんだのかは甚だ不思議です。
   反回神経麻痺があって、満足に経口摂取できない状態が10日あまり続いていたのですが、あまりきちんとした輸液を行ってこなかったのです。今さら反省しています。いくら反省しても昔には戻れないので、今日からあわててビタミン製剤の投与を開始しました。これでよくなってくれることを願うばかりです。
   今週はどの日も帰宅時刻が10時以降と、ありえないくらい忙しい1週間となりました。その締めくくり(?)として、明日&あさってと連続当直です。体もつかな?

2005年7月21日(木) 24:08
   今日はうちの病院の来年採用の研修医のマッチング試験の日でした。昼頃たまたま病院の1階に行くと、スーツ姿で不安げな顔を浮かべた医学生がいっぱいいてました。来年はどんな後輩が来るんでしょうか?
   今回っている呼吸器&神経もあと10日ほど。そろそろフェードアウトしようかと思っていたところが、昨日あたりからバタバタしています。2週間ほど前に退院していったばかりの患者さんが救急で戻ってきたり…。

2005年7月19日(火) 23:11
   昨日までの3連休はよく働きました。土曜日が6時間、日曜日が8時間、月曜日が11時間労働でした。労働基準法に完全に違反しております。
   3連休最終日は、朝の9時から日直でした。9時すぎに最初の患者さんが来てから、2時頃までほとんどノンストップで患者さんが現れました。最後の16人目の患者さんが来たのは、勤務時間が終わる直前の6時前。もう少し遅く来てくれたらよかったのにと思わざるを得ませんでした。
   その最後の患者さんの診察とかが終わったのが7時半頃で、そこから病棟回診が待ってました。病棟回診しながら、今まで書いたサマリーを見返していたりしたのですが、1つとんでもないことに気づいてしまいました。てっきり書いたつもりでいたサマリーを1つ書き忘れていたのです。しかも昨日が締め切りのやつ。
   8時半頃から書き始め、ようやく書き終わったのは10時前。家帰って、おとといの残りの炊き込みご飯でも食べようかと思ったのですが、携帯をふと見てみると1つの着信が残っていました。同級生からの電話で、かけ直してみると、部屋で飲んでるとのこと。急遽混ぜてもらうことにしました。
   同級生だから言い合えるいろんなことを口々に議論した後、1時頃にはお開きとなりました。先週我が家で行われた某飲み会とはえらい違いです。やっぱり2時以降まで飲んでたらあきませんね。翌日に響きます。もう10代じゃないんだから…。

2005年7月17日(日) 21:08
   何を思ったのか、昨日から久方ぶりに自炊をしています。今日で2日連続。結構奇跡的です。
   今までは1回に1.5合のご飯を炊いて、それを2日に分けて食べていたのですが、昨日炊いた1.5合の炊き込みご飯が自炊2日目の今日を終わっても残っています。胃も小さくなったもんです。
   今日は午前中に受け持ち患者さんの家族へのIC(インフォームド・コンセント)がありました。11時からの予定だったのですが、家族の方が来られたのがその1時間も前で、一緒に説明してくださる予定だったオーベンの先生が来るまで時間をつなぐハメになりました。
   その家族の方というのが医者をやっておられる方で、いつも以上に必死で言葉を選びながらの会話となってしまいました。ふだんがいい加減といわけでは決してないのですが…。
   明日は朝の9時から日直です。あまり患者さんが来ませんように(祈)。

2005年7月15日(金) 00:17
   うちの病院の医師と薬剤師の会合には、なぜか“うずら会”という名前がついています。今日はその総会があって、それに引き続いて納涼会がありました。すごく行くつもりにしてたのですが…。
   いつものように帰る前の回診をしようと、8階の呼吸器の病棟に上がったところ、昼間状態の安定していた患者さんの呼吸状態が不安定になっているという知らせを受けました。部屋に行ってみると、昼間の楽に呼吸していた時の面影は一切なく、10L酸素マスクで死にそうな形相になりながら1分に30回くらい努力性の呼吸を繰り返していました。
   聴診してみると、気道の狭窄音が著明で、急遽ステロイドの点滴を行うことになりました。おとといの急変患者に対しても使用した万能薬のステロイドです。今日のケースでは点滴を終わって1時間ほどは効果が乏しかったのですが、それ以降徐々に効果が目に見えてきました。ほんとステロイドはよく効きます。
   状態が安定したことを確認して、帰ろうと思った頃には夜の11時でした。今日も気づけばよく働きました。

2005年7月14日(木) 23:04
   昨日は夕方の5時半に仕事を切り上げて、上の先生に誘われるまま京大で行われていた講演会へ向かいました。癌患者に対する精神的なサポートの仕方といった内容の講演でした。アメリカの偉い先生の講演だったのですが、同時通訳のイヤホンを付けずに、ヒアリングに挑戦してみました。すごくゆっくりしゃべってくれているにもかかわらず、理解できたのは5〜6割で、自分のヒアリング能力の低下を認識した瞬間でした。
   講演会の後、四条近辺で上の先生らと飲みに行ってきました。楽しい時間というのはあっという間に過ぎていくもので、いつの間にか時計の針は12時を指していました。タクシーで病院まで送ってもらって、ちょっと医局に寄って帰りました。医局に置いておいたピッチだけ取って、すぐ帰るつもりだったのですが…。
   医局に行くと、研修医室から聞き慣れた着メロが流れてきました。自分のピッチが鳴っていたのです。ピッチに出ると、受け持ち患者急変の知らせ。飲んでいることがばれないようにするため、口をマスクで覆った状態で、病棟へと向かいました。
   アルコールによる過大妄想のせいなのか、普段だったらいささか躊躇して四苦八苦する血ガスも一発で採取できました。ほんと自分でもビックリです。今日の昼に予定していた治療を半日弱前倒しにして行った結果、何とか難を脱しました。でも、一段落ついて解放された頃には夜の3時すぎ。家に帰ったら、4時前でした。
   そんな昨夜から一夜明けた今日は、朝の8時半からオペでした。7時すぎに何とか起きて、シャワーを浴びて、病院に着いた頃にはすでに8時前。受け持ち患者さんのところを一通り回るには厳しい時間でした。それでも4階から8階まで受け持ち全患者の回診を何とか8時半すぎまでに終わらせることができました。
   少し遅れでオペ室に入ると、病棟の看護師さんから電話がかかってきました。患者さんの採血ができないから、してほしいという内容の電話でした。つい2ヶ月ほど前では、自分たちが看護師さんたちに採血できなかった人のスピッツを依頼していた方だったのですが、今日は逆でした。信じられません。そんなに成長したというわけでもないはずなのに…。
   オペ後は、神経の回診&カンファなどで、今日も1日が終わっていきました。明日はもうちょっと時間に余裕のある1日になってほしいものです。

2005年7月12日(火) 22:43
   最近、患者さんの入れ替わりが激しいです。長いこと見てきた患者さんが何人か退院していって寂しい限りです。何度となく通った部屋のベッドに行くと、全く違う患者さんが入ってはって…。
   退院していく患者と入れ替わりで、この間の週末から新患さんが割と多いです。しかも全員緊急入院の人ばっかり。最近、予定入院の患者さんにほとんど当たってないです。予定入院だったら、心構えもしているのに、昼過ぎくらいに上の先生から突然電話がかかってくると、ドキッとします。
   ここのところ、患者さんや看護師さんらから自分がいろんな評価をされているのを耳にします。落ち着いているように見える、威厳が出てきた、1年目に見えない、ひょうきん(?)などなど…。どれもその通りだとは思わないんですけど、端からはそう見えてるそうです。ほんとはドキドキしながら、患者さんのところに行ってるただの小心者なのに…。

2005年7月11日(月) 22:02
   おとといは結局起きたら10時で、すでに雨が降っていたので、近医水へ応援に行くのは中止しちゃいました。ゴメンなさいm(_ _)m
   当直明けの昨日は、看護師さんらと飲み会(いわゆるコンパ)でした。藤ノ森駅近くの居酒屋で1次会をやった後、我が家で飲むことになりました。1時か2時くらいにはみんな帰るだろうと踏んでいたのですが、話が盛り上がりすぎて、結局終わったのはあたりが明るくなり始めている4時すぎ。おかげで今日は地獄の1日でした。
   今日は朝の8時半からオペでした。何とか7時半に目を覚ますことができ、何とかオペ前に一通りの回診を終えることができました。オペが終わったのは2時すぎで、呼吸器のカンファが始まるまで1時間もありません。週末に入院してきた2人の新患患者さんのプレゼンをしないといけないので、その準備を軽くしてたらいつの間にか時計の針は3時を指していました。
   結局、今日は朝にウィダーインゼリーを食しただけで、夜の8時半頃まで仕事してました。10秒チャージ、13時間キープの状態です。キープできてなかったという説もありますが…。

2005年7月8日(金) 23:11
   明日は、高槻で近医水(近畿医学部水泳選手権大会)が行われます。観戦に行こうかなと計画しているのですが、明日夜は当直なんですよね。現地にいることができたとしても数時間くらいになりそうなので、この直前になって少し萎え気味です。昼から天気悪いというのも、行く気を萎えさせている要因の1つです。
   高槻って、うちの病院からだと微妙な距離なんですよね。直線距離で約20キロ。原付きで行くにはちょっと遠い気もしますし、電車だと1本で行けませんし、微妙です。どないしようかな?
   そんなこと考えてたら、いつの間にやら日付が変わりました。早く寝ようっと。

2005年7月6日(水) 22:19
   この2ヶ月間は、呼吸器科&神経内科をローテーションしてるはずなんですが、その2科以外にも血液内科、脳神経外科、泌尿器科の患者さんを抱えています。3階から8階の各階に患者さんがいて、1通り回るだけでも重労働です。1日何歩歩いてるんだろう?
   担当患者さんの今日のオペは、朝の8時半から。その前に一通りきちんと回診したかったので、目覚ましをいつもより早くセットしたのですが、結局起きたのは7時半頃。オペ前の回診はかなりいい加減なものとなってしまいました。
   手術に入ると、どうも1日が短くなってしまいます。今日は、オペの時間中に化学療法のつなぎ変えなどに行かなければいけない予定だったので、遠巻きで外野席から脳外科の手術を観戦していただけなのですが、それでも足はふらふらになるくらい疲れています。
   そんなふうに予定していたものの、今日から化学療法を行う予定だった患者さんで、別の病気が見つかってしまい、そっちの治療が急がれるため、化学療法は急遽中止となりました。その結果、暇になってもよさそうなところが、新患が1人来たり、今日検査オーダーを出していた患者さんで目を覆いたくなるような検査結果がいくつか出てきたりして、治療方針の決定やら変更やらで、上の先生に何度も電話して、あわただしい1日でした。今日ほど電話をかけまくった日はいまだかつてないです。
   明日はもうちょっと平和にならないかな?

2005年7月5日(火) 23:15
   昨日は新患を2人引いた上に、当直でした。2人とも午後からの入院で、うち1人は呼吸器のカンファレンス前にアナムネとって、診察して、処置してというところまでいけたのですが、もう1人は完全にほうったらかしでした。
   やっと一段落ついて、患者さんのところに行こうとしたら、救急外来から電話がかかってくるという状態。結局、夜の9時すぎまで救急外来を片時も離れることができず、患者さんのところに行った頃には消灯時間直前。もうとっくに患者さんは寝てしまっていました。受け持ち患者さんが入院された日にあいさつできなかったのは、初めての失態です。
   当直明けというのは、どうも仕事の効率が悪いようで、結局今日の仕事が終わったのは夜の9時すぎでした。5時までに帰りたいなんて、叶いっこない幻想を頭の中では描いていたのですが…。
   明日は、朝から手術+化学療法です。体が2つ欲しいと願うばかりです。ちゃんとこなせるかな?

2005年7月3日(日) 23:00
   昨日は、同期の研修医と病棟の看護師さんのあわせて5人で、貴船口の蛍岩までホタルを見に行ってきました。師団街道を上がって、そのまま川端通に入って、ひたすら北に向かうこと約1時間。途中で道を間違うというアクシデントもありましたが、何とか目的地へとたどり着きました。
   近くを走っている叡山電鉄に乗ってくるか、車で来るかの2通りの移動手段しかない場所のため、駐車場のない狭い道の路側帯には車がたくさん駐車してありました。そんな車列の中に車を止めて、ふと暗闇の方に目をやってみると、ホタルが何匹も飛んでました。
   車さえ通らなければ、かなり長い間隔で立っている街灯以外には人工的な光のない真っ暗闇なのですが、車の通行量が結構多く、それが少し残念でした。自分たちも車で行ってる分際なので、文句を言える立場には全然ないのですが…。
   ホタルを見に行った後は、我が家で飲み会をやりました。自分の家に人を招き入れるのは、1年前の送り火飲み会以来約1年ぶり。部屋をここまでキレイにしたのも、引っ越してきてから初めてのことでした。また定期的に家飲みをやろうっと。
   昨日は結局夜中の3時半頃まで飲み明かしました。おかげで今日は軽い2日酔い。でも、今日午前中に退院の人が1人いて、あいさつに行かないといけなかったので、もっと寝たいという欲望を抑えて、病棟へと向かいました。
   病棟に行くと、つい7時間ほど前まで一緒に飲んでた看護師さんらがふつうに仕事してました。翌朝から仕事だというのに、夜遅くまで付き合わせてしまって、申し訳ない限りです。まぁでも、この間のカラオケのお返しだと思えばいいのでしょうかね?
   明日は、久しぶりに朝の採血に来いと言われている上に、夜当直なので、今日は早めに寝るようにします。

2005年7月1日(金) 23:38
   今日は3人の受け持ち患者さんが退院していきました。複数の人が一度に退院していくのは初めての経験で、ここ数日その準備に追われる毎日でしたが、肝心の退院日はろくにあいさつもできずに終わっちゃったような気がします。また、サマリー書かないと。
   ここのところ、受け持ち患者さんの数は減っていく一方で、今週末は病棟に行っても受け持ち患者さんが5人ほどしかいない状況です。こんなに患者数が少ないのはいつ以来なんでしょう?
   というわけで、今週末は割と暇がありそうなので、珍しく遊ぶ予定を入れてあります。明日はホタルを見に行こうってことになってて…。明日のお天気の具合と、今年ホタルが少ないという噂が気がかりでならないのですが。

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