2004年5月31日(火)   23:03
   5月最終日。明日から新しい科(呼吸器科&神経内科)を回ることになるので、今日はお別れの日でした。と言っても、受け持ち患者5人のうち2人は引き続いて見る形になるので、実質お別れしたのは3人だけなんですが…。
   病棟の看護師さんたちにも慣れ、病棟のシステムにも慣れ、ようやく軌道に乗ってきた感のある今日この頃ですが、そんな時にまた別の病棟に移動になってしまいます。病棟のつくりは似ていても、物の置いてある場所が違ったり、システムが違ったりするので、またこれに慣れるまでしばらくかかることでしょう。
   明日からはまた新しい出会いが待っています。不安も非常に多いですが、それ以上に楽しみがあります。またたくさん勉強させてもらいたいです。
   明日はそんな日であると同時に、再び救急当直日です。ICUが満床に近いので、明日はそこまで忙しくならないことを望んでいるのですが…。

2004年5月30日(月)   24:27
   今朝起きたら、8時半すぎでした。月曜の午前中は10時から血液内科の回診があるだけなので、セーフはセーフなのですが、さすがに寝坊しすぎです。やっぱり前日の1時間睡眠が効いてたみたいです。
   ウィダーインゼリーだけ食べて(飲んで?)、病棟に行ったのですが、今日はとにかく忙しかったです。1泊だけの検査入院の人が今日いたので、その人のアナムネを取っていたら、いつの間にか血液内科のカンファ&回診が始まりました。学生さんが見学に来ているということで、いつもより心なしか丁寧なカンファで、ふだんより少し時間がかかったような気がします。
   その後、しばらく雑用をして、そろそろ心カテに入らないといけないかなと思っていたら、泌尿器科の先生から突然電話がありました。昨日退院したばかりの、僕の受け持ち患者さんがまた再び舞い戻ってきたというのです。それも尿閉で。昨日までの入院中、尿量は少なかったものの、尿閉まで至ったことはなかったので、ほんとビックリでした。
   心カテの後、その患者さんの様子を見に行ってみると、いつもは和やかな顔の息子さんの顔から笑顔が消えていました。昨日1日だけでも介護で疲れ果てていたようで、入院してしばらく様子を診てもらいたいという光線を出しまくっていました。それに負けるような形で、緊急入院となって、再び主治医としてつくことになりました。
   そんな予想外のイベントが終わると、時計の針はもうすでに6時前を指していました。病棟にいてると、夕ご飯のにおいがぷんぷんしてきて、朝から何も食べてない身にとってはほんとに酷な瞬間です。さすがに我慢できなくなって、1階の売店に行ったのですが、もうすでに菓子パンくらいしか売ってなくて…。仕方なくジャムパンを1個ほお張りました。
   その後は、いつものカルテ書き&サマリー書きの時間。それが終わったのが夜の8時すぎで、病棟での用事を残していたので再び病棟に戻りました。するとこれまでよく行ってた観察室の患者さんのところに人だかりが広がっていました。行ってみると、先生や看護師さんたちが集まって、心臓マッサージなどの蘇生措置を行っているところでした。
   直接主治医として持たせていただいたわけではないのですが、動脈採血、気道カニューレの交換、尿道カテーテルの挿入、IVHの挿入などいろいろな手技をやらせてもらって、本当にいろいろと勉強させていただいた患者さんでした。でも、1つ心残りがあります。
   それは「声」です。僕が今の病棟に行った頃からすでに気管切開をされていたので、この患者さんの「声」を聞いたことがなかったのです。最近は唇の動きを見たり、身ぶりを見たりして、ある程度言いたいことが分かってきたつもりだったのですが、でもそこで聞いていたのは、自分色に色づけされたこの患者さんの「声」に他ならなかったようです。最後の最後のSOSに気づけなかったのが実に残念でなりません。
   気づけばもうこんな時間。明日は、7時半に神経内科のカンファレンスに来いと言われているので、そろそろ寝ないと。

2004年5月29日(日)   22:57
   気づけば3日ぶりの更新となりました。おとといが飲み会、昨日が当直だったので、ある程度は致し方ないことなのですが…。
   昨日の救急当直は微妙に忙しかったです。当直開始の午後5時ぴったりに1台目の救急車が来ました。でも、そこからはしばらく救急車は来なくて、暇な時間が続きました。午前1時頃までは、軽症の症例が3件あっただけで、上の先生と「今日は暇ですね」と話していたのですが、そこからが地獄でした。
   1時間ほどソファで仮眠をとっていたら、2時頃に電話で起こされました。以前のカルテを見てみると、何回もうちの病院の救急外来を受診されていて、特に異常もみられず帰っていくということをくり返されている方みたいで、来院されるまでは軽症だと思っていたのですが、心電図を取ってみてビックリでした。そのまま緊急手術となりました。
   その患者さんが一段落ついた頃には、時間は朝の5時。あたりはもう明るくなり始めていました。「これ以上、もういいですね」と上の先生としゃべっていたら、今度は脳卒中の患者さんが救急車で運ばれてきて、緊急入院となりました。来月から神経内科を回るので、さっそく主治医を任されちゃいました。
   その患者さんの神経所見をとったり、神経内科の上の先生の話を聞いたりしていると、いつの間にやら9時を回っていました。晴れて当直終了です。でも、寝れたのはたった1時間ほど。昼間買い物に行く用事があって、久しぶりに京阪電車に乗って三条方面に出かけたのですが、あまりの眠さで道中の電車内は爆睡でした。たった10分ほどの道程なのに…。
   買い物から帰ってきて2時間ほど寝た上で、再び病棟に行ってきました。みんな落ち着いていたので、すぐに帰ってきたのですが、夜の9時前に患者さんが呼んでるとのことで病棟から電話がかかってきました。病院から呼ばれることが絶対にない日って、今後一生ないのかなとふと思ってしまいました。

2004年5月26日(木)   22:43
   ここ2日ほど暇々です。今の科をローテートするのがあと1週間なので、上の先生の計らいで受け持ち患者数が順調に減っていて、病棟に行ってもやることがあまりないのが現状です。少し前のあの忙しさはどこにいっちゃったんでしょう?
   患者さんの数は減ってきているのですが、毎日少なくとも1人は必ず何らかの問題を起こしてくれます。今日は、今週末退院予定の患者さんが突然夕方になって帰りたくないと訴えてきて、ビビりました。早く退院したいという声を耳にすることがほとんどである中で、すごく新鮮な訴えに聞こえました。明日になって、考えが変わってくれていることを望むばかりです。
   この患者さんが無事退院してくださったら、週末には受け持ち患者数が2人となります。土・日は暇やと言いたいところなんですが、土曜日に当直が入ってるんですよね。ほんと恨めしい限りです。

2004年5月24日(火)   22:53
   循環器&血液内科での研修もいよいよあと1週間となりました。循環器の受け持ち患者はみな今週中には退院するのでいいのですが、血液内科の患者を3人ほど残すことになりそうです。来月から血液内科の人員が今よりも1人減って4人となるので、できるだけ残したくはないのですが、仕方ないです。
   そのうちの1人にトラブルの多い患者さんがいて、この患者さんをどう裁くべきか困っています。病棟に行くたびに、看護師さんたちから「○○さんが…」という話をされて、病棟に行くのが少し怖くなりつつあります。明日も朝行くと、何か言われるのかな?
   ナースコールも頻繁で、同じ病室の他の患者さんの処置を優先すると嫉妬され、行けば文句ばっかりこぼされる。看護師さんたちも我慢の限界にそろそろきているようです。
   今日の夜8時半頃、そろそろ帰ろうかとしていると、その患者さんが何やらぶつぶつ唱えながら、廊下をふらふら歩いてきました。しばらく観察していると、廊下の大きな窓のところに行って、窓を開けようとし始めました。近くに寄って、話を聞いてみると、自殺するための場所を探しているとのこと。そこの窓が開かないと分かったら、別の窓を探してまた徘徊。そんなことを何度かくり返しているうちに、いつの間にか時だけが過ぎ去っていきました。
   部屋に戻ってからも、少し心配だったので、しばらくナースステーションで待期していると、またナースコールがありました。行くと、「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」というようなことを言われました。狐につままれたような思いで、思わず「こんな時間にそんなこと言われる方が迷惑です」とおとなしくキレてしまいました。
   さすがに今日の事件を受けて、自分の力では対処できないと思い、明日は精神科コンサルトです。精神科に転科したいのも山々なんですが、うちの病院は精神科の病棟がないんですよね(涙)

2004年5月23日(月)   23:13
   今日は、イベント的には午前中に血液内科の回診があって、午後から循環器のカテに入るだけで、それ以外は患者さんの話を聞きに行ったり、今日やった検査の結果をじっくり見たり、たまったサマリー片付けたり、という平和な1日を想定していたのですが、朝から予定が狂いまくりでした。予定外のイベント(←患者さんの同定につながりかねないので、具体的に何と書けなくてすみません)に朝の3時間くらいを取られると、辛いものです。
   明日は大きなイベントというと、循環器内科の回診くらい。明日こそは平和な1日になってほしいところですが、どうなることでしょう?
   今日はこれからすぐにでも寝たいところなんですが、0時半にちょっとした処置を病棟に行ってやらないといけないことになっていて、それが何ともうっとうしいところです。もうぼちぼち病院に戻らないといけません。
   話があちこち飛んであれなんですが、うちの病院は併設の看護学校があるので、毎日のように看護学生の見学の子が来ています。3週間1クールで、病棟を移っているらしく、先日その最終日にR-CHOP療法(悪性リンパ腫に対する治療法の1つ)についての講義を15分ほどさせられました。
   人前で講義をするのなんて、これまであまりない経験だった上に、講義を行う30分くらい前に突然看護師さんから頼まれ、準備の時間が全くなかったので、たいそう聞きづらい講義だったように思いますが、まじめにメモを取ってくれてる姿はうれしかったです。自分がポリクリ生だった頃、こんなにまじめに講義受けてたかなって思ってしまいました。
   そろそろ病院に戻ろうっと。

2004年5月22日(日)   21:43
   今日はピッチがまだ一度も鳴ってません。昨日までは土日も含めて1日最低1回、多い日は何十回鳴ってたのですが、今日はものすごくおとなしいです。たまにはこんな日もあっていいでしょう。こんなこと書いてたら、かかってくるような気がしてならないのですが…。
   今日は、洗濯して、泳ぎに行って、買い物に行って、写真を現像に出しに行って、クリーニングに出してたズボンを取りに行って…などとやりたい(orやるべき)ことをたくさん考えていたのですが、朝起きた瞬間一気に崩れました。雨降るのは午後からと昨日の天気予報で言ってたはずなのに、起きるとすでに道は雨に濡れていて…。昨日中に何もやらなかったことをさすがに後悔してしまいました。
   平日は基本的に朝から晩まで病院内にいるので、天気なんてどうでもいいのですが、土日天気が悪いのは非常に困りものです。
   特に、4月半ばから週1回のペースで南区の保健所のすぐそばにあるプールに通おうと心に誓ったのですが、そこに行く唯一の手段は原チャ。雨が降ってると行く気が完全に失せてしまいます。5月4日以来久々に行く時間があったのに、ほんと嘆かわしいです。
   そんな天気に対する文句ばっかり言ってると、少し現実が忘れられていいです。たまってる退院サマリー、引継ぎサマリーを明日以降書かないと(>_<)。

2004年5月21日(土)   23:21
   「命はとても大切だ
     人間が生きるための電池みたいだ
     でも電池はいつか切れる
     命もいつかはなくなる
     電池はすぐにとりかえられるけど
     命はそう簡単にはとりかえられない(後略)」(『電池が切れるまで』より)
   命が尽きるのを看取るのはとても切なく悲しいものです。心電図のモニタがフラットになった瞬間、いろんなことが走馬灯のように思い起こされました。入院してからたった2週間ではありましたが、いろんなことを教えられました。たくさんの奇跡を体験させてくれました。本当にありがとうございました。
   ご家族の手前、泣かないでおこうと努力したのですが、いつの間にかまぶたの裏には涙がたまっていました。ご家族から「ありがとうございました」と一言言われた時には、そんな言葉をかけてもらえるだけのことをしたか、もっとできることがあったのではないか、自問自答してしまいました。その時はさすがに一筋の涙を流したような気がします。
   中でも、気になったのは、亡くなる当日の深夜3時に病棟からかかってきた電話。「血圧が下がってきているけど、どうしましょう?」という内容の電話で、寝起きで動かぬ頭をひねりながら対応を決めかねていると、「上の先生に聞きます」と言われて、電話を切られました。今思うと、あの時、病棟に足を運ぶという努力くらいしてもよかったのかなと思ってしまいます。

2004年5月19日(木)   24:14
   今日は午前中は暇々だったのですが、午後から新患が入ったり、予定外のPCAが入ったりで、忙しくなってしまいました。結局、帰ってきたのは11時半。もっと均等にイベントがあってくれたらなぁと思う1日でした。
   昨日の飲み会は結構激しかったようで、行けなかったのが残念でなりません。2年間いたら、また機会あるだろうし、次を楽しみにするとします。って言っても、今のところ病棟単位で行われてるような飲み会に全部不参加なので、今後どれくらい参加できるのか微妙ですけど…。とりあえずは明日の心外の歓送迎会に行こうっと。
   今日も遅い時間になってしまったので、朝ご飯で使った食器洗いだけして寝ることにします。おやすみなさい。

2004年5月18日(水)   23:26
   おとといが初給料日で、おととい&昨日と飲み歩いてました。今日も上の先生に誘われたのですが、オーベンの先生が当直でいつ呼ばれるか分からないので、今日は遠慮させてもらいました。またあさって飲み会だから、それまで少し休肝日とすることにします。
   今週はこんな感じで、飲みに行く機会が多いのですが、先週は家に帰れない日も多く、1・2年目の研修医の交流会も1年目でただ1人参加できずでした(涙)。忙しい1週間を終えた後だから、多少羽を伸ばして飲み歩いても罰は当たらないでしょう。
   それにしても、今週は至って平和な1週間です。こんなこと思ってたら、電話かかってきたりするんでしょうかね?

2004年5月15日(日)   22:52
   今日ようやく寮にネットがつながりました。で、さっそく1ヶ月半ぶりにホームページの更新をしています。遅くなって、すみませんでしたm(_ _)m
   この4・5月は循環器&血液内科のローテーション。もう3/4が終わったわけなんですが、大して賢くなったわけでもなく、上の先生の足を引っ張りまくってます。もう少し1人立ちしたいところなんですが、なかなか…。
   今日1人退院して、主治医としてもっている患者さんが8人となったんですが、その8人全員の容体が安定している日はなかなかありません。おととい&昨日と、夜靴下を脱いで寮でくつろいでいると、病棟から電話がかかってきて…。まだ度胸が座ってなくて、患者さんの伝え聞いた状態のみで口頭指示を出すのが怖いので、結局は「今から病棟に行きます」と答えて、歩いてすぐの病院に向かう始末。今日くらいゆっくり寝かせて欲しいところです。
   昨日なんかは、その後さらに夜中の1時すぎに電話がかかってきて、驚きました。寝ぼけながらも、電話の声の「血圧 230」という言葉に目が覚めてしまいました。働かない頭を懸命にこねくり回していると、電話越しの看護師さんもしびれを切らしたらしく、「循環器の当直の先生に聞いてみましょうか?」という始末。最初からそうしてほしいところです。でも、そもそも何で夜中の1時なんかに患者さんの血圧測ってるんでしょうね?
   今日はインターネット開通初日ということで、たまりにたまった何百通のメール(大半はいらないものですが…)に目を通しただけで、疲れきってしまったので、簡単ですが復活第1作はこの辺で。次回はいつになるんでしょう?
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